ヘアケア・頭皮ケア

頭皮の汚れが原因で起こる様々なトラブルとその対策法3選

2023年9月24日

毎日しっかりお風呂にも入っているのに、頭皮がベタついたり、頭皮からニオイを感じたりして困っているという方も多いでしょう。
実はそのようなトラブルは、頭皮の汚れが十分に落としきれていないことが原因かもしれません。

頭皮の汚れは簡単には落ちないため、清潔な頭皮を保つためにはいくつかのコツがあります。
本記事では、頭皮汚れの原因から、頭皮汚れによって発生する様々なトラブル、それらの対策までを詳しく解説します。

頭皮の汚れが原因で起こる様々なトラブル

頭皮の不快なニオイ・炎症

頭皮の不快なニオイや炎症は、一般的に頭皮上の皮脂や汗が変化して発生します。
正常な状態よりも多量に分泌された皮脂や汗、さらにはスタイリング剤やヘアコロンなどがしっかりと落とせていないと、頭皮に雑菌が繁殖してしまい、トラブルの原因となることがあります。

また、皮脂や残留物によって毛穴が詰まり、頭皮の炎症を引き起こすこともあります。

かゆみやふけなどのトラブル

全身の皮膚と同様に、頭皮も約28日周期でどんどんと新しく生まれ変わります(ターンオーバーという)が、 不規則な生活習慣やストレス、偏った食生活などによりターンオーバーが乱れると、角層のバリア機能が低下して刺激物の影響を受けやすくなります。
その結果、頭皮のフケや炎症に繋がる場合があります。

薄毛・髪のハリがなくなる

頭皮の汚れは、毛穴を汚れで塞いでしまうことによって今ある髪の毛の成長を妨げて髪の毛にハリがなくなる・育たなくなるといったトラブルに繋がります。
また、新たに生えてくる髪の毛に対しても、白髪の増加や髪の毛が細くコシがない髪になってしまうといった悪影響を与えます。

そもそも頭皮はなぜ汚れるのか

汚れの洗い残し(きちんと洗えていない)

皮脂や汗だけでなく、スタイリング剤などの残留物も頭皮の汚れの大きな原因です。
さらに、シャンプーやトリートメント材をきちんと洗い流せていない場合も、それらが原因で頭皮の汚れに繋がることがあります。

頭皮の蒸れによる細菌の増殖

入浴後にドライヤーで髪や頭皮を十分に乾燥させずに眠ったり、汗をかいた状態でそのままにしてしまうと頭皮が蒸れてしまいます。
蒸れることで雑菌が繁殖し、頭皮の汚れにも繋がります。

汗や皮脂による汚れ

体内から分泌される汗や皮脂は、正常な量で、また毎日しっかりと洗うことができていれば問題はありませんが、例えば食生活の乱れによって皮脂の分泌量が増えるといったことがあると、頭皮のべたつきなどの原因になります。
特にファストフードや、肉系の食事ばかりを摂っていると、皮脂の分泌量が多くなりニオイの原因になるといわれています。

頭皮の汚れを落とす重要な対策3選

効果的なシャンプー

頭皮の汚れを落とし、清潔な頭皮を保つために簡単かつ最も重要な対策は「毎日のシャンプー」です。
下記の注意点を守ることで毎日のシャンプーの効果をさらに高めることができるのでしっかりと意識して行うようにしましょう。

・ぬるめのお湯で予洗いする
頭を洗う際は、いきなりシャンプーを使用せずに、まずはぬるめのお湯を使って頭皮の表面の汚れを洗い流します。
お湯で流しながら1~2分予洗いすることで、頭皮・髪・皮脂汚れやチリやホコリの7割~8割を落とすことができるといわれています。

また余分な汚れを落とすことでシャンプーの泡立ちが良くなり、シャンプー中の髪同士の摩擦を軽減するため、髪の毛のダメージ予防の効果もあります。

・シャンプーをつけたら「頭皮」をもみ洗いする
シャンプーをつけた後に、髪の毛をゴシゴシと擦るように洗う人もいますがこれは大きな間違いです。

基本的に、シャンプーでは指の腹を使って頭皮を洗うことを意識しましょう。
指をジグザグに動かしながら指の腹を使って頭皮を洗うことができれば、自然としっかり泡が立ち、髪の毛同士が擦れ合うことで髪の毛の汚れは自然と落ちてしまいます。

・すすぎではしっかりと泡を洗い流す
頭皮をしっかりと洗えても、すすぎが十分にできていないとシャンプーの成分が頭皮に残ってしまい、逆に汚れの原因となってしまいます。

シャンプーを使う時と同様に、ジグザグに指を動かしながらじっくりと洗い流しましょう。
特に耳の裏側や頭頂部などはなかなか自分では確認しづらい場所のため、洗い残しが起きやすいです。
鏡などを使いながら、これらの場所に泡が残っていないかチェックしましょう。

生活習慣の見直し

毎日の生活を規則正しいものとし、生活習慣を整えることも頭皮環境には重要です。
特に食生活と睡眠時間には気を遣いましょう。

食生活では、暴飲暴食や栄養素の偏った食事は避け、バランスよくビタミン・ミネラル・タンパク質が摂取できているか確認しましょう。

また、ダイエットのために糖質や炭水化物を過剰に制限するとストレスに繋がり、頭皮のにおいが強くなってしまうため、身体に負担となるような行き過ぎたダイエットは避けましょう。

睡眠時間の観点では、夜の10時~深夜の2時頃は「ゴールデンタイム」と言われ、頭皮環境を整え、髪に養分を与えて成長させる重要な時間です。
毎日夜10時前には就寝できなくても、なるべく夜更かしは避け、しっかりと睡眠時間を確保できるようにしましょう。

定期的な頭皮のケア

基本的に、毎日の適切なシャンプーと規則的な生活習慣で頭皮の汚れのほとんどは解消されますが、さらに頭皮のケアを定期的に行うことでより効果を実感しやすくなります。

例えば、美容室やネットなどで入手できる頭皮ケア用のクレンジング剤を使用したり、美容室やリラクゼーションサロンなどで定期的にヘッドスパを受けることもその一部です。

特にドライヘッドスパには頭皮の血行を促進したり、自律神経を整えることで余計なストレスを解消したりする効果があるので、頭皮環境を整える方法としておすすめです。

まとめ

汗や皮脂、ストレスや生活習慣などさまざまな原因で起こる頭皮の汚れは、毎日のシャンプーと生活習慣の改善、定期的なケアによって大半は解決できます。

ただし病院の受診が必要な頭皮トラブルもいくつかありますので、長い間困っている、対策をしても効果が見られないといった場合には早めに医療機関を受診するようにしましょう。

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