今や老若男女問わず、日常生活から切っても切り離せないものとなったスマホ。
いつでも・どこでも好きなことができる、調べものもできるなどその便利さは抜群ですが、しかし、その一方で過度な使用には健康面へのリスクが警鐘されています。
本記事では、長時間のスマホ利用がどのようにして頭痛や肩こりを引き起こすのか、そしてそれを予防するための方法を詳しく解説します。スマホによる目の疲れ、姿勢の問題、生活リズムの乱れまで、スマホの影響はあなたが思っているよりも深刻かもしれません。
スマホによる姿勢と健康への影響
長時間にわたってスマホを見続ける行為は、首や背中、肩への負担が大きくなります。特に画面を見るために頭が前に倒れる姿勢をとる「スマホ首」(ストレートネックとも呼ばれる)と呼ばれる状態は、長時間続けることで首や肩の筋肉に過度なストレスがかかります。
その結果、首や肩周辺の血流が滞り、疲労物質や痛み物質が蓄積することで頭痛や肩こりの大きな原因となっているのです。
もちろんパソコンを使用するデスクワークも肩こりにはつながりますが、スマホの方が画面もより小さく、画面を注視するときに悪い姿勢になりがちであることからその影響は大きいと言われています。
スマホによる目の疲れと体の不調
スマホの画面は小さく、長時間の使用は目に負担を与え、目の筋肉の疲れやドライアイが引き起こされることがあります。さらに、スマホから放出されるブルーライトは、睡眠の質を低下させるという研究結果もあります。
質の悪い睡眠は、頭痛や集中力の低下、免疫力の低下など、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
スマホによる悪影響を予防するには
健康を守るためには、適切な姿勢で・適切な使用方法のもと、スマホを使用することが大切です。
例えば画面との距離を保ち、寝転がりながらや真下を見るような姿勢では極力使用しない、定期的に休憩を取るなど、基本的なポイントを守ることで、多くの健康リスクを回避できます。
どうしても長時間の使用が避けられない場合には、途中で肩、首のストレッチなどを挟んだり、目の休憩を入れたりすることで悪影響を小さくすることができます。
一般的に、30分スマホを使ったら5~10分の休憩が必要と言われています。
まとめ
スマホは私たちの生活に大きな影響を与えていますが、その使い方一つで健康面に悪影響を与えることもあります。
特に日常的な頭痛や肩こりは、スマホの使用習慣を見直す良いきっかけとなるでしょう。健康を最優先に、スマホとの上手な付き合い方を模索していきましょう。