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妊娠中のマッサージは受けても大丈夫!?詳しく解説!

お腹にもうひとつの命が育っていく過程で、自分の身体も今までのように動きづらくなり不調を感じやすい妊娠期。
『少しでも身体を楽にしたい』だけど、マッサージに行ってもいいのか、身体や赤ちゃんに影響はないのか不安に思いますよね。
今回は、妊娠中のマッサージは問題ないのか。詳しく解説!

妊娠期間中マッサージを受けてはダメ!?

一般的には、妊娠期間中のマッサージは受けても問題はないとされています。
では、なぜ妊娠期間中はダメだと言われているのでしょうか。

妊娠期間中のマッサージがダメな理由

妊娠期間中にマッサージがダメだと言われている理由はいくつかあります。

  • 特定のツボの刺激

身体のこりが気になり刺激したくなる時が思いますが避けるべきツボも存在します。

  • 「肩井(けんせい)」首の付け根から肩のちょうど真ん中あたりにあるツボ。肩井は子宮収縮につながるツボと言われています。
  • 「山陰交(さんいんこう」足裏のツボ。女性ホルモンの分泌を促す効果。膣や子宮口が柔らかくなり安産。だが、妊娠初期子宮収縮の可能性があるので避けましょう。
  • 「合谷(ごうごく)」手の甲、親指と人差し指の間。堕胎のツボとしても知られています。

など、妊娠前はコリの解消などに効果的な場所も妊娠期間中は気を付けたい場所があります。

  • うつ伏せ・仰向けの姿勢

うつ伏せでのマッサージはお腹を圧迫し、血流を妨げる可能性があるため避けたほうが良いとされています。妊娠中期から後期にかけての施術はうつ伏せの姿勢だけでなく、仰向けの姿勢も避けた方が良いです。

仰向けになるとお腹の重みで子宮の下を通る血管が圧迫されるためです。血管が圧迫されるとお腹の赤ちゃんに負担をかけてしまうかのせいがあるので注意してください。

  • 強い力での指圧や電動マッサージ機などの器具

妊娠初期は胎盤が安定していないため、強い刺激や圧力がかかるマッサージはリスクが高いとされています。また器具を使った施術や電動マッサージ機など、推奨されていないものもあります。使用の際は説明書を確認しましょう。

  • 専門知識の不足

整体師さん・マッサージ師さんだからと必ずしも妊娠中の方に対する適切な施術方法を知っているとは限りません。必ず、妊娠中の施術に慣れており、身体の不調を理解してくれる専門店を選ぶことをおすすめします。

マタニティマッサージとは

マタニテマッサージ4

上記では妊娠期間中のマッサージがダメな理由をたくさんご紹介しました。
ですが、しっかりとした知識のもと施術を受けることは身体の不調の改善だけでなく、リフレッシュにも繋がりストレス発散にもなるかと思います。
では、マタニティマッサージとはどのようなものなのかをご紹介します。

マタニティマッサージとは

一般的なマッサージは、リラクゼーションや筋肉の緊張をほぐすなどが主な目的となります。
しかしながら、マタニティマッサージは、妊娠中特有の症状を緩和することを目的としています。
例えば、腰痛・肩こり・むくみ・ストレスの軽減などが挙げられます。一方で一般的なマッサージは、リラクゼーションや筋肉の緊張をほぐすことを主な目的としています。

  • 施術の方法

身体に負担をかけないように横向きの姿勢や座ったままの姿勢などが一般的とされています。
楽に施術が受けられるよう抱き枕などを準備してくれているサロンもあります。
また、オイルやクリームも期間中は避けた方が良い成分等もあるため、使用する際には安全なものを使用します。

  • 資格と知識

上記でも案内した通り、全ての施術者やサロンがマタニティマッサージについての知識があるとは限りません。

ですので、妊娠期間中の身体を理解しており、ツボや圧力など的確なバランスで行なってくれるサロンを探しましょう。

平均費用

施術内容や時間などにもよって異なりますが、一般的な平均金額は以下の通りです。

60分コース 約7,000円〜15,000円
90分コース 約10,000円〜20,000円

セルフマッサージ

マタニティマッサージ

もちろんサロンでケアを定期的に行えたら良いですが、お家でセルフけケアができればさらに良いですよね。
知識がないまま行うと、トラブルを起こす可能性があるので、下記のことに気をつけながら行いましょう。

セルフマッサージで気をつけること

  • 強い刺激では押さない

どんなに腰や肩・足など凝っていても強い力で刺激せず、ゆっくりと優しくマッサージしましょう。
妊娠期間中は肌も敏感になっています。優しくクリームなどを使用して行いましょう。

  • マッサージグッズは必ず説明書を読み、推奨されているものを選びましょう

楽にマッサージできる器具がたくさん出ており、お腹が大きくなれば自身で行うことが難しくなってくるので頼りたくなりますよね。
使用前は必ず説明書を読み、不安であれば医師に相談してみましょう。
また、クリームやオイルも不向きなものもあります。妊娠前に使用していたものも、一度成分を見て確認するのも良いかもしれませんね。

  • 妊娠期間中に押してはいけないツボについて学ぶ

上記でも案内していますが、子宮が収縮する恐れがあるツボがあります。足裏や肩など指圧がしたいときは確認しましょう。

パートナーにお願いする

お腹が大きくなるとどんどん身体が自由には動かしにくくなりますよね。
マッサージの習慣化でパートナーとのスキンシップにも繋がり、コミニケーションもとりやすくなれるかと思います。
安定期に入り胎動がはじまると、パートナーも赤ちゃんを感じることができます。みんなでコミュニケーションがとれる時間につながりますよね。
また優しく身体を触れることにより、脳の神経伝達物質「オキシトシン」が分泌されます。
「オキシトシン」は不安やストレス緩和・痛みを和らげ脈拍や血圧を安定させる作用があります。
妊娠期間は不安なことやストレスを感じてしまうことも少なくないと思います。それが少し緩和しお母さんが安心することにより、おなかの中の赤ちゃんも安心できます。
何より、優しく触れることはパートナーにとっても、赤ちゃんに優しく触れるコミュニケーションの練習の1つにもなるかと思います。
マッサージ方法が不安な方は、検診の際にパートナーと一緒に医師に教えてもらうのも良いかと思います。

まとめ

妊娠期間中のマッサージサロンの選び方や注意事項・ホームケアなどをご紹介しました。
命を宿し育てているのだから、身体に不調が出て当然。ご自身を大切にすることが赤ちゃんを大切にすることでもあると思います。身体の不調に目を瞑らず、少し空いた時間にメンテナンスやケアを行なってくださいね。
サロンに行く際は、必ず専門知識があるのか・口コミも参考に調べてから来院しましょう。
正しい方法で身体の不調を安心して取り除ける方法を知るお手伝いになれれば幸いです。素敵なマタニティライフになりますように。

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